子どもとの関わり方

子どもへの注意の仕方・怒り方の極意

子どもへの注意の仕方・怒り方の極意

子どもに対して、つい、きつく言ってしまう。そんな自分が情けなくて恥ずかしい。
でも、間違っていることは伝えたいし、でも、感情的になっちゃうし。もっと、優しく言いたいんだけな。

と帰りの電車で1人で反省をしているあなたにお答えします。

 

 

メモ

そんな私は?

10年保育士として仕事をしてきました。

様々な保育園で働く悩みを持つ保育士100人以上と関わってきました。

私も、大きな声を出したり、怒鳴ったり、威圧的な態度で、子どもを怒っていました。

しかし、注意の仕方や、怒り方を自分で改良することで、「ただ恐い先生」ではなく、

「怒ると恐い先生」として、子どもにケジメを伝えられるようになりました。

 

怒りすぎるのは無意味

子供の安全を守る上では、注意をしたり、怒らないといけない場面はあります。

しかし、必要以上に、保育士が怒ってばかりいた場合、子どもも、保育士の言葉に慣れて、効果を発揮できなくなってしまいます。

街中で、怒っている母親の言葉を全く聞いていない子どもを見るのが典型的な例です。

怒る。と言う表現は最終手段として、奥の手としてとっておいた方が良いです。

極論、怒らないで済むなら、怒りたくないものです。

しかし、その必要がある場合は、怒る。と言う表現も効果的なテクニックとなりますよね。

 

注意の効果的な方法

方法①子どもに考えさせる。

保育士が答えを言っても意味がないことがほとんどです。

保育士が危険を予測でき、それを伝えても、子どもは聞き流すだけで、イメージもしてないし、気をつけようともしません。

そのために、保育士が事前に危険が予測できたのであれば、その予測を子どもにもイメージできるような、言葉で伝え、子どもに考えさせる必要があります。

イメージができても、すぐには、完璧に気をつけることはできません。

つい、何かをやらかしてしまうかもしれません。

何かが起こった時に、事前にイメージしたことの再確認をその時にするのです。

「だから、気をつけるんだよ」という経験を積み、次に活かすことができるのです。

子どもも、バカではありません。嫌なことは避けたいです。

危機管理能力がそうやって、育って行くのです。

 

方法②事前に約束の確認。

例えば、室内で遊ぶ際の初めに、

「お部屋は走るんだっけ?」

「走ると、どうなるんだっけ?」

「ぶつかるとどうなるんだっけ?」

「痛いのは楽しんだっけ?」

そして、最後に

「先生は走って遊ぼー!」とジョークを言うと、子どもたちから「ダメーー!」と声が上がります。

ルールをみんなで確認すれば、共通の認識が出来上がります。

子ども同士気を付け合う気持ちも育っていきます。

他に、約束の確認の際に、保育士が全部反対のことをいうのもテクニックです。

「お部屋は走っても良いんだよね?」

「痛いの楽しんだよね?」

「ぶつかって、良いんだよね?」

など、良いことの反対を言うと、子ども達は、「ちがーう!」と教えてくれます。

でも、このテクニックは、子どもとの信頼関係や、保育士のキャラクターなど、効果に個人差があるので、気を付けてください(笑)

 

方法③保育士の気持ちを伝える。

子どもの行動に対して、注意するよりも、保育士が悲しい気持ちになることや、お友達が悲しい気持ちになることを伝えるのもテクニックです。

目の前の子どもの行動に制限をかけるよりも、子どもの気持ちに訴えかけて、子ども自身が行動を気をつけることができるようにするのです。

童話にある、北風と太陽のように、直接、行動させるより、行動を促す気持ちにさせる。というテクニックですね。

 

効果的な怒り方

その方法①簡潔に言葉を短く、表情で伝える。

人は説教を聞きたくありません。

たとえ、正しいことを言っていても、長々と話されても、子どもは聞いていません。

要点を押さえて、短い単語で、子どもがついていける、話のスピードや話の展開にしましょう。

悪いことや、危ない事を教えることは必要です。

その時に、伝えながら、子どもも考えるようにできたら良いですね。

保育士が感情的になると、感情を子どもは受け取り、「先生を怒らせた。」と思うだけで、『何故、怒っているのか?』『自分は何をしてしまったのか?』『次、どうすれば良いのか?』まで、考えが及びません。

怒るだけでは意味がないのです。

次は気をつけられるような話をする必要があるので、感情を言葉でぶつけるのではなく、簡潔な言葉と表情で伝えながら、子どもが考えられるように話したいですね。

 

その方法②声色に段階をつける。

子どもも、保育士がいきなり、怒り出すとビックリします。

声色を次第に低くしながら、『先生、そろそろ怒りますよアピール』をしましょう。

そうすれば、子どもも自分で気がつき、保育士が怒るタイミングを減らすこともできます。

声色を次第に低くすることで、保育士も気持ちの整理ができます。

いきなり、感情に任せて怒るから、後悔をするんです。

怒りの段階を、声色で調整することで、保育士も頭で冷静に考えながら、怒ることができ、モヤモヤしなくなります。

 

その方法③いつまでも怒っていない。

子どもに対して、ずーっと、素っ気ない態度をとり続ける保育士もいます。

それは、子どもが、かわいそうです。

子どもは失敗する生き物です。

失敗をしたら、すぐに、次のチャンスをプレゼントしてあげて下さい。

気まずい関係では、楽しくありません。

そのために、しっかりと伝えるべきことは伝えて、子どもは反省をして、改善策を身につけて、次に再チャレンジです。

しかし、保育士が気持ちの切り替えができてないと、子どもも挽回の機会を失ってしまいます。

保育士だけが、いつまでも、イライラしているだけです。

子どもは、すぐに前を向いてますよ。

そして、もし、目の前の子どもは言ってもわからない。と思っている保育士がいるのであれば、それは、その保育士が能力不足なだけです。

そういう保育士は一生、立ち止まった人生なので、論外です。

 

自分の感情をコントロールする方法

すぐに言葉にしない

自分の中で、その言葉を言った後の未来を想像するんです。

そして、大抵、周りの保育士や子どもが、悲しい顔をするのがイメージできるので、「言うのはやめよう」と思えるのです。

悲しい顔をするのではなく、みんなが納得できる言葉にしようと、そこで、冷静になれるのです。

子どもに対しては、それがかなり出来る様になってきましたが、プライベートになると、まだまだです(笑)

信じてくれている子どもの悲しい顔

今でも、忘れません、保育士一年目の頃、楽しく一緒に遊んでいた子どもに対して、あまりにも冷たい言葉を言ってしまったことを。

言った後、自分で気がつきました。

「あ、なんてひどいこと言ってしまったんだろう。」

その子に、すぐに謝りました。

そしたら、涙を腕で拭いながら、頷いてくれたのです。

そんな、大きな失敗をきっかけに、私は、注意の仕方、怒り方を自分で研究しました。

時々、保護者や保育士から、「その言い方だと、子どもは、聞いてくれますか?」と聞かれます。

「大丈夫です!」と答えてから、上に書いた、その方法の理由を伝えると納得してくれます。

表面的にテクニックを学んでも、それは、ただ、やってるだけです。

しっかりと、理由をセットで、理解した上で、行動できると、効果は大いにありますよ。

なので、決して、失敗は悪いことでは、ありません。

成長のスタートは、失敗し、悩むことからです。

 

まとめ

  • 子どもが考えることが大事
  • 声色で気持ちの整理を
  • 気持ちをすぐに切り替える

以上です。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました!

それでは、楽しい保育士LIFEを!

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